Bingインデックス削除の原因と対策:実体験からの教訓
先週の木曜日、2025年8月28日に、当サイトは3度目となるBing検索からのインデックス削除が発生しました。その経緯を記録しておきます。
インデックス削除の原因としては、自分が「些細な変更」と思っていたことが、検索エンジンの視点では「全サイトの大幅変更」と見なされた可能性が高いです。いわゆる「逆教材」の典型と言えるでしょう。
前日(8月27日)にahrefsのスコアを確認したところ、多くのHTMLページで言語タグの不一致エラーが発生していることに気づきました(下図参照、8月24日頃より)。当サイトは徐々に多言語対応を進めていましたが、その際、HTMLの言語設定がユーザーの言語に応じて動的に変化することに気づいていませんでした。つまり、Bingの視点では、すべてのページの言語が私が設定したフォールバック言語(日本語記事であってもlang="en"
)になっていたのです。その言語タグは数日間でzh
→en
→zh
→en
と、何度も行き来して変更されていました。
8月26日頃には、不要だと感じた一部の通知文を全ページから一括削除しました。このとき、検索エンジンへのプッシュ送信は行っていません。
8月27日には、多言語対応のためナビゲーションページを全面的に書き直しました。その際、英語ページのメタディスクリプションがすべて中国語になっていたことに気づき、「これはうっかりミスだ」と思い、英語ページのディスクリプションをすべて削除し、後で再追加するつもりでした。
8月28日の前夜にミルクティーを一杯飲んで就寝し、当日の早朝5時ごろに目が覚めました。せっかく早起きしたので、HTMLのlang属性の問題を修正することにしました。お知らせの発信やダウンロード内容の更新を行い、データベースのキャッシュ処理を開始。その後、複数のサブサイトのAPIを分離し、yinyuee.comでも独立したログイン・ダウンロード機能を有効にする予定でした。
作業は午後3時ごろまでほぼ完了。スマホを確認すると、午後2時を過ぎてから微信公式アカウントの新規フォローがまったく止まっていることに気づきました。サイトのサーバーがダウンしたのか、リダイレクトサーバーに問題が発生したのかと思い、簡易的にチェックしましたが、特に異常は見つかりませんでした。ログインやダウンロードも正常に動作しています。そこで百度統計を確認してみたところ…
……なるほど。検索してみると、サイトがまったく表示されなくなっていました。多くのキーワードで1ページ目に表示されるようになり、日間クリック数も1,000を超えていたのに、微信公式アカウントの新規フォロワーも急激に増えつつあったのが、一気にストップしてしまいました。下図のように、インプレッション数の多くは360ブラウザや360セキュリティによって発生していますが、実際にはこれらのキーワードからのクリックはほとんどありません。
もちろん、これはあくまで私が考える主な原因です。実際には他にもいくつか問題がありましたので、以下に簡単に列挙します。
robots.txtにエラーが存在 (個人的にはrobots.txtは軽微な問題だと思っていましたが、実はBingとYandexの技術・データが部分的に共有されているため、ブロックされるときは同時にブロックされるという重大な側面があります。)
8月24日にYandexのサイト所有権を登録・検証し、8月28日(木)14:12にYandexから以下のメールが届きました:
robots.txtにエラーが存在 サイトマップの不正な設定 プッシュ送信時に環境変数に問題があり、
changjiu365.cn
向けのサイトマップが生成されてしまいました。しかし、changjiu365.cn
は数ヶ月前にすでにブロックされています。以前からこの問題に気づいていましたが、軽視していたため修正が遅れました。サイトマップが既にブロックされたサイトに接続 サイトの頻繁な大規模変更 7月下旬に一度大規模な変更を行って以来、Google Search ConsoleではURLの確認やインデックス更新ができなくなっていました。本日(9月4日)になってようやく復旧しました。おそらく、1か月間の観察期間を経て再評価されたのでしょう。
サイトの大規模変更記録 1 サイトの大規模変更記録 2
これらの問題は、ここ数日で順次修正してきました。これからまた、一からやり直していきます。
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